子宮外妊娠 兆候
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○子宮外妊娠の診断法
腹腔内に大量の出血をおこす前に診断し、治療を行うことが大切です。
正常妊娠では、妊娠4週後半〜5週頃になると超音波検査で子宮内に赤ちゃんが育つ胎嚢と呼ばれる小さな袋がみえてきます。
この時期(正確な妊娠週数の確認には、基礎体温表があると参考になります)を過ぎても胎嚢がみえてこない場合は子宮外妊娠を疑います。
妊娠5〜6週頃になると、超音波検査で子宮の外に胎嚢と思われる袋がみえたり、さらにそのなかに胎児がみえることもあります。
しかし、子宮外の胎嚢を確認できずに診断が難しいことも少なくありません。
すでに腹腔内に大量の出血がおこっている場合は、超音波検査や、腟からお腹の中に針を刺して出血の有無を確認することで比較的簡単に診断できます。
お腹のなかに出血がある場合は、緊急手術を必要とします。
ごくまれには、双子が子宮内と子宮外それぞれに同時に妊娠しているようなこともあります(子宮内外同時妊娠)。
妊娠組織から分泌される hCG というホルモンの血中や尿中の濃度も子宮外妊娠の診断に参考となります。超音波検査やhCGの測定でもはっきり診断がつかないときは、子宮内膜掻爬術や腹腔鏡検査を行うこともあります。
○子宮外妊娠の治療法
治療は原則として、手術による妊娠組織の除去(子宮外妊娠の手術)を行います。
・卵管妊娠の手術は、妊娠している卵管を切除する方法と保存する方法とに分けられます。
・手術をせずにメトトレキサートという抗がん剤を使う治療法もありますが、効果は一定していません。
・経過観察のみで妊娠組織が自然に吸収されてなおる場合もあるといわれています。しかし、突然の大量出血の危険もあり、多くの場合では手術が必要です。
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○子宮外妊娠とは?
子宮内腔以外に着床したすべての妊娠を子宮外妊娠といいます。 妊娠全体の約0.5%〜1%が子宮外妊娠になるといわれています。
子宮外妊娠のほとんどは卵管におこりますが、他に、卵巣や腹膜、子宮頚官などに妊娠した場合も子宮外妊娠として扱われます。
○子宮外妊娠の原因
卵子と精子は卵管膨大部という卵管のなかで出会って受精し受精卵は卵管の働きにより子宮内に運ばれ子宮内膜に着床します。
卵管の炎症や癒着などその働きが妨げられると、受精卵が子宮内に運ばれる途中で卵管内膜に着床し子宮外妊娠になります。
この炎症や癒着はお腹の手術や虫垂炎などでもおこりますが、最近はクラミジアを中心とした性感染症が原因と考えられる場合が増加しています。
しかし、原因不明の場合も少なくありません。
○子宮外妊娠の症状
子宮内の妊娠と違って、卵管妊娠では妊娠組織がどんどん膨らんで大きくなることはできません。着床した当初は無症状でも、ある時期(妊娠5週から9週ぐらい)になると、着床部位の卵管の壁が破裂したり、妊娠組織が卵管内から腹腔内に流れ出てたりして、腹腔内の出血、下腹部痛や子宮出血がおこります。
腹腔内出血はときに1000mlから2000ml以上にもなり、生命に危険をおよぼすこともあります。
下腹部痛は突然激しくおこることもありますが、最初は比較的軽い症状が数日以上続くこともあります。
子宮出血はあまり多くはない場合がほとんどです。
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子宮外妊娠といっても、そのごく初期はふつうの妊娠と同じです。
・月経のおくれがみられる
・つわりがある
・尿検査による妊娠反応も陽性になる
子宮外妊娠の症状があらわれるのは、流産がおこってからのことです。
とつぜん激しい腹痛があり、その痛みと前後して出血します。ふつうの流産と違って10分から30分くらい、がまんできないほどの激痛があるのが特徴ですが、ときには陣痛のように子宮が収縮する痛みを繰り返すこともあります。
子宮外妊娠の場合、外出血の量よりも、しばしば内出血している量が多いのです。そのため、急激な貧血状態になり、顔面が蒼白になり、冷や汗が出たり吐き気がおこったりしているうちに、ときにショック状態におちいることもあります。
このような典型的な症状がおこったときは、子宮外妊娠という判断もつけやすいのですが、場合によっては腹痛も軽く、出血も少量で、ほとんど自覚症状のないこともあります。
また、予定月経がおくれていると思って、何日かすぎたころに出血と腹痛があると、月経がはじまったと思って、子宮外妊娠に気付かずにすぎてしまうこともあります。
ですから、ふだんと違うおなかの痛みや出血があったら、産婦人科で診察を受けるようにしたいものです。
出血がおこったら、子宮外妊娠している場所を除去してしまわないかぎり、どんな止血剤を使っても出血はとまりません。
そのため、開腹手術が必要になります。ほとんどの場合、片方の卵管を取ることになりますが、もう一方が異常なく残っているかぎりは、次に妊娠することは可能です。
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生理不順に似た不規則な出血がある場合、出血があっても妊娠反応が陽性のままなら、子宮外妊娠かもしれせん。
子宮外妊娠のときは一刻も早い手術が必要ですから、すぐに専門医を受診してください。
言うまでも無く、妊娠は、受精卵が着床したときに成立します。
通常だと、卵管の中で受精が行われると、受精卵は卵管の中を通り、子宮に送られて子宮内膜に着床します。
このとき卵管が狭かったり、受精卵を運ぶ卵管の機能が低下しているなどの障害があると、受精卵は子宮にはいる前、つまり、子宮以外のところに着床してしまうのです。このような場合を子宮外妊娠といいます。
子宮外妊娠のうち、もっとも多いのが、卵管に着床する卵管妊娠で、妊娠500例に1回ぐらいの割合でおこります。
そのほか、まれに卵巣や腹膜などに着床することもあります。子宮以外の場所に着床した受精卵は、長く育つことができず、多くは妊娠の初期に流産してしまいます。
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